いまどき珍しい社員食堂を直営で運営する会社に行ってきた

いまどき珍しい社員食堂を直営で運営する会社に行ってきた

赤字のランチ

伺った会社は社長の方針で社員食堂を委託せず、雇用した社員が食堂運営を行う直営の会社さんでした。いまどき、ほとんどの会社が社員食堂の運営を外部に委託しているので、非情に珍しいですね。

ここの会社はCMでもお馴染みの会社ですが、名前は伏せさせて頂きます。CMからも伝わるように品質に対するこだわりを徹底されてると感動すらしました。なんと、170円のランチで、原価250円かかっているようです。(おもいっきり赤字です)

  • カレーは3日寝かせる
  • ラーメンは鶏ガラから煮込んでスープから
  • 蕎麦つゆはトビウオの出汁
  • お刺身まで出す
  • 白米はお寿司屋さんが使う一級品

挙げればキリがありませんね。今度食べに行きたいです(笑)

 

旬について

この社員食堂の人と話をしていく中で、普段思っている「旬」についても会話しました。

食に本腰を入れて携わるようになって、豊かであると思われてる日本の食について、少しばかり幻想であると明確に思うようになりました。(もちろん、日本の外食産業やスーパーの革命的な品質意識が消費者にとってもよかったので、すべてを否定するものではありません)

今の「食」領域において、旬の野菜について語られているものの、旬の生産地についてはまったく語られていないと感じます。日本は列島で季節が順に北上します。そのことから旬の生産地が移動し、時期ごとに旬の産地が変わるという特異な地形環境を持っているんです。それを知れば「本当に旬の食べ物を、旬のタイミングで口にする」ことができるんですよ。

例えば、

現在の人参の旬の産地は青森産!色付きもよく、瑞々しい。

そんな会話ができる八百屋・産直レストランがもっと増えれば、家族の会話のネタにもなるし、子供の食育にもつながると思っています。これこそ本当の豊かさなんじゃないかーなんて思っています。もちろんサイトによる発信でもいいし、こういったブログでもいいんですけれどね。

特にスーパーに並んだ画一化された野菜っておもしろくないですよね…。野菜の生産は、製造業的な運用ノウハウと、天候などの変動指数を経験から予測する、職人的なノウハウが必要です。とても難しい仕事だと思います。
今のスーパーの野菜売り場で野菜が持つ、生々しい匂いがするでしょうか?土がついてたり、抜いた大根の葉っぱがそのままだったり、二股に割れた人参があったりで、不揃いだったりするのが普通なのに。

確かに日本は豊かになり、得たもの大きい。しかし、同時に無くしたものも大きいなと思います。何事も質量保存の法則の上に成り立っているんですよね。(理屈っぽい考え方ですが)

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